2005年08月06日 20:04
びんさんの記事「8月6日」にコメントをかいていたら長くなってしまったので、
ここに載せることにしました。
アメリカで原爆についてインタビューしたものが、先日テレビで放送されました。
まず、アメリカでの原爆のイベントでした。
そこへ集まってきた人はそれぞれマッカーサーのコスプレをしたり、スポンジで作ったきのこ雲(かなりリアルでした。)を帽子につけたりしていました。
当然そこではアメリカが日本に投下した原爆について、肯定の意見しか出てきませんでした。
続いてアメリカにある原爆資料館でした。
そこはほんの何年か前にできたところで、資料館といっても本当に小さいもので、
訪れる人はあまりないそうです。(1日あたりだったか、1ヶ月だったか忘れましたが、ほんの数名だとのことでした。)
原爆が作られるまでの過程を主に展示していましたが、
その他に鍵がかけられ、希望者だけが見ることのできる部屋がありました。
その部屋の中には、黒焦げになった遺体や真っ赤にやけただれた子供たちの写真など、
広島や長崎の本当の惨状が展示されていました。
なぜそこは鍵がかけてあるかというと、
以前施錠していなかった時、そこを見た人たちからクレームがきたからだそうです。
「こんなひどいものを見せるなんて。気分が悪くなった。」など。
最後にアメリカのある高校で、原爆投下時の大統領を支持するかと問いかけたところ、
生徒の多くが支持すると答えたました。
クラスでの討論で、
「戦争をやめるきっかけになった」
「原爆がなければもっと多くの人たち(たぶんアメリカ人を意味すると思います)が戦争で死んでいただろ」
「だから原爆の犠牲者はしょうがない」という多数の意見と、
少数ながら原爆投下はすべきではなかったという意見がありました。
その意見を聞いた後、先ほどのアメリカの原爆資料館が作成した写真入りの資料を見せたところ、
原爆投下を肯定していた生徒たちの表情が一変しました。
皮膚がむけ肉が垂れ下がり、全身真っ赤になった人の写真を見て、眉をひそめ、
「こんなことになっていたとはまったく知らなかった。教科書には被爆者の写真等載っていなかったので、初めて知った。」との感想を述べていました。
アメリカの教科書に原爆のことは書いてありますが、
原爆ができるまでの過程が載っているに過ぎないということでした。
長くなったので、ここでは報道されていたことだけを載せます。
続きは「私にできること」に書きます。