ちょっとコワイ話(ナイジェリア編)

みっぺる

2005年08月13日 02:00

ナイジェリアで忘れられない経験といえば、やっぱりあのこと…。

ちょっと怖かった話をしましょう。

初めてナイジェリアを訪れた時、”とん”が高熱を出しました。
マラリアです。
”きじ”も高熱を出していたのでマラリアだと診断されました。(帰国後それははしかだったと判明。)
そして1日遅れて私も高熱で、マラリアと言われました。(これも次の日にはチフスという診断に変わりましたが。)

1週間ぐらい入院したでしょうか。
熱も下がり、全員が退院し滞在先のホテルに戻りました。

それから2日ぐらいたった夜、
だれかれに腕を引っ張られるような感じがして目を覚ましました。
ところが目は開くのですが、体が全然動きません。
金縛りです。

いやー、まずいなあ、と思ってふと頭上を見ると、
上半身裸で、髪を短く刈った、黒人の男の子が
片膝立てて座って一生懸命私の両腕を引っ張っていました。
その子が知り合いの子に似ていたので、
あれ、こんなところで何してるんだろうと思ったのですが、
こんな夜中に、しかもベッドと壁の間のわずかな隙間にはいれるわけないし…
なんて考えているうちに、
うわぁ、お化けだと気がつきました。

やばいぞと思い、とっさに「南無阿弥陀仏…」と唱え、硬く目をつぶりました。
(日本ではそう唱えると幽霊が消えると聞いていたので。)
何回か唱えているうちに、私は眠ってしまいました。

ところが、またすぐ金縛りです。
誰がそうしているかわかっているので、
今度はもう目を開けませんでした。
そして、もう一度「南無阿弥陀仏」。
またしても、寝てしまいました。

でも、やっぱりまた金縛りで目が覚めました。
そこで私ははたと気がつきました。
ここは日本じゃない。 ましてや仏教などではない。
ということは…、キリスト教かなにかで祈らなければと思いました。
幸いに私は幼稚園、高校、大学とキリスト教系のところだったので、
主の祈りは覚えていました。
早速、主の祈り開始です。
でも、よく考えたら英語で知っているのは、冒頭の部分だけ。
だけど同じ宗教なのだからと、一生懸命祈りました。





「天にましますわれらの父よ。願わくば御名をあがめさせたまえ。



御国をきたらせたまえ…」





すると今度はすぅーと何かが離れて、体が軽くなりました。
そして、それ以降は目を覚ますことなく、朝までぐっすり眠りました。





これには後日談があって、その2~3日後、
”きじ”が寝ている時、寝言で「行かないの。行かないのぉ。」と言っていました。
普段寝言を言わない子なので、どうしたのかなと思いましたが、
たぶん「あの子」が”きじ”のところに来て、私の時と同じように腕を引っ張ったのでしょう。





もしあの時”きじ”が「あの子」について行ってしまっていたら、
「ちゅーちゅーちゅぶりら♪」は投稿できなかったことでしょう…。



ナイジェリアではいろいろなことが信じられていて、
幽霊の他に、魔女、人魚などが悪さをするのです。
その話は、また今度。










これを書いている今は、夕方です。
そしてこれは予約投稿です。
この時間に書いたら私はとっても怖いので、
明るいうちに書いて、今はもう寝ていることでしょう。
コワイ思いをしたみなさん、ごめんなさ~い(^_^;)
そして、よい夢を♪



  
あ、それから、



これ以上コワクなりたくないので、
Tバックは受け付けないにしてあります。





 


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