私にできること (「原爆」の続き)

2005年08月06日

「原 爆」の続きです。
お時間があれば、そちらもご覧ください。


被害を受けた側は当然知っていても、
攻撃をした側は現場の惨状などまったく知らず、その行為を肯定し続ける。
戦争とはそういうもの。
そう言って片付ける人もいるでしょう。

でも、それでは悲劇が繰り返されるだけ。
二度と愚かな過ちを犯さない、
そして大切な人たちやそこから続く人たちをそんな目に遭わせない。
そのためには何ができるだろうか。
びんさんと同じように、私も常々考えていました。

戦争を経験していない、知名度もない無力な一市民の私にできること。
それは戦争経験者である今は亡き祖父母や、両親から聞いた体験談を子供たちに伝えていくこと、
それが私にできる最大で、確実にやらなければならないことであると確信しています。

幼い頃から繰り返し聞いていた戦時中の話は、私の中にしっかりと刻まれています。
祖父母も両親も大切なことを私に残してくれたと、本当に感謝しています。
次は私の番です。
テレビや映画、ゲームの中で戦いを面白おかしく「経験」し、戦争を絵空事でしかとらえられないであろう私の子供たちに、
戦争が引き起こした事実を確実に伝えていく。
それが私にできること。
そして、やらなければいけないこと。

今までも時々子供たちに話してきましたし、私の両親にも話してもらいましたが、
本人たちはまだまだ何のことだかよくわかっていない様子でした。
彼らの中にしっかりと根付くまで、何度も何度も繰り返し話していきたいと思います。
耳だけではなく、全身にタコができようとも!


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この記事へのコメント
じっくり読ませていただきました。
戦争の記事に対してはコメントするのに躊躇する自分がいます。

俺は本当に戦争を知ってるのか? その時に戦争の事を思うだけで
行動も起こせないただの偽善者なんじゃないのか?
色々考えてしまいます。

>戦争が引き起こした事実を確実に伝えていく。
>それが私にできること。
>そして、やらなければいけないこと。

そうですね。 俺も出来る事から始めてみます。

Posted by p-sou at 2005年08月06日 22:32
私も何かしなければいけないとは思うものの、
何ができるのかまったくわかりませんでした。
そんな時祖父母や両親が話してくれたことを思い出し、
ああ、これを次の世代へ伝えることができるではないかと気がつきました。

そしてせっかくブログを始めたのだから、
一人でもいいから読んでいただければと思い、書いてみました。

p-souさんもここにコメントしてくださったことで
もうすでに始めていることになるのではないでしょうか(^_^)v
Posted by みっぺる at 2005年08月06日 23:12
みっぺるさん初めまして!あひると申します(^o^)/

何処の国でも自国に都合の良い教育しかしないんですね・・・・・
日本でもアジアにした虐殺行為の記述は少なかったりするし・・・・

どうすれば良かったのか・・・・正しい答えはあひるには判らないけど
起きてしまった事実から「2度と繰り返さない」様に考えなきゃいけないと思います
今リゾート地として日本人が行っている所には帰れなかった
人の骨が無数にあったり・・・・・・・
戦時中に日本に理不尽な事をされて傷ついた人も沢山います
お互いに知らなきゃいけない事が沢山あるんだんぁ・・・・と実感しました
その為には現実を全世界の人が知る事が必要だと思います
Posted by あひる at 2005年08月07日 00:54
人間とは、なんと都合のいい動物なのでしょうか。

二度と繰り返さないためにも、
事実をしっかり見極める努力をしなければいけませんね。
Posted by みっぺる at 2005年08月07日 01:35
おコメ遅くなりました。

やっぱり、「ひとりひとりの思い」がたいせつなのだと思います。

「遅い」なんてことはぜったいにないから、いつからだって、どんなかたちだって、はじめられますよね!

では・・・連続Tバーーック!!(^-^>

Posted by びん at 2005年08月07日 02:09
書き込みまでありがとうございました。

歴史の記述はいつも「政治」的なものだし、
「何が絶対的に正しくて、何が間違いか」も
なかなか判断できないものですけれども、
大きな歴史とともに実際にそこに生きていた
「ふつうのひとびと」の小さな記録というものは
いつまでも保存していかなければならないよな、と常におもいます。


Posted by じょんどー at 2005年08月07日 02:24
びんさん、

いえ、いえ。
おコメ&連Tありがとうございます♪

うちも午後から雨こそ降らなかったものの、雷ゴロゴロでした。
私もびんさんと同じようにいつの間にか眠ってしまいました(^_^;)

そうですね。
そして難しいことだけれど、
「ひとりひとり」がこの思いをいつまでも持ち続けることが大切ですよね。



じょんどーさん、

こちらこそTバックありがとうございました。

じょんどーさんの存在そのものが、
「大きな歴史の中」の「小さな記録」ですね!
このこともうちの子に語り伝えます♪
Posted by みっぺる at 2005年08月07日 02:33
 
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